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2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

犬のバベシアに対する抗原虫治療に求められる進化

犬のバベシアに対する抗原虫治療の進化。抗原虫療法は数少ないながらあるが、寄生虫を一掃するには至らないことが多い。結果として犬はキャリアになる。大型のBabesia canis、Babesia vogeli、Babesia rossiは、aromatic diamidines imidocarb dipropionate…

ニューカッスル病ワクチンの進化

ニューカッスル病ワクチンの進化。鳥の神経、消化器、呼吸器、生殖器系に影響する病気で命を奪う。ワクチンの開発がこれまで進んできて、弱毒ウイルスやウイルス媒体にニューカッスル病タンパク質を入れたワクチンが使われている。1950年代には不活化ワクチ…

猫伝染性腹膜炎は猫の致命的なコロナウイルス感染症だが、GS-441524によりウイルスを強力に抑制

猫伝染性腹膜炎は猫の致命的なコロナウイルス感染症だが、GS-441524によりウイルスを強力に抑制。RNAの代替として機能して、ウイルスのRNAの複製を止める役割を果たす。猫への有害性を示さない100μM、自然に感染した猫伝染性腹膜炎のマクロファージのウイル…

新型コロナウイルス感染症の対応には動物でのコロナウイルスの知見が役立つとの考察

新型コロナウイルス感染症の対応には動物でのコロナウイルスの知見が役立つとの考察。新型コロナウイルスはヘルスケアシステムや経済にとどまらず、習慣や生活にも大きな影響を及ぼしている。動物においては数十年にわたってコロナウイルスは知られていた。…

鶏の持つ腸管外病原性大腸菌(ExPEC)系統群Fの初めての分析

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新型コロナウイルス感染症では血液の凝固亢進があるため経口避妊薬やホルモン補充療法に注意を促す

新型コロナウイルス感染症では血液の凝固亢進があるため経口避妊薬やホルモン補充療法に注意を促す。微小血管での血栓が発生しやすいので、胎盤や胎児への影響について検討が必要と指摘するなど、今後の課題をまとめている。2020年米国研究。 Spratt DI, Buc…

メキシコには世界のコウモリのおよそ10%が生息し、これまでに14の新しいコロナウイルスが記録されている

メキシコには世界のコウモリのおよそ10%が生息し、これまでに14の新しいコロナウイルスが記録されている。新型コロナウイルスとの関連は不明。メキシコに存在するコウモリのコロナウイルスは2つの属に分かれ、アルファコロナウイルスとベータコロナウイルス…

水泳プールでの新型コロナウイルス集団発生の背景

水泳プールでの新型コロナウイルス集団発生の背景。潜伏期間は5.4日。感染源から二次感染者の発症までの期間、シリアルインターバルは4.4日。1人の感染者と接触して発症する割合二次発作割合、セカンダリーアタックレート(SAR)は3.3%。プールが高温で、湿…

新型コロナウイルスへの抗体を検出する新しい検査の報告

新型コロナウイルスへの抗体を検出する新しい検査の報告。従来法だとバイオセイフティーレベル3の環境下で行う必要があったが、バイオセイフティーレベル1で18時間で判明。人での伝搬能力がない水疱口炎ウイルスを使った手法。 Zettl F, Meister TL, Vollmer…

認知症のリスクにつながるシステマティックレビュー&メタ解析

認知症のリスクにつながるシステマティックレビュー&メタ解析。網羅的にリスクの重み付けを実施。 最も関連したレベルAは、教育、認知活動、latelifeの高BMI、高ホモシステイン血症、うつ、ストレス、糖尿病、頭部外傷、中年の高血圧、 起立性低血圧。 レベ…

鳥肌を立てる細胞が、毛髪を生やす毛包幹細胞もコントロールしていた

鳥肌を立てる細胞が、毛髪を生やす毛包幹細胞もコントロールしていた。立毛筋と交感神経が組になって、毛包幹細胞の活動を調節している。もともと毛包幹細胞が、立毛筋と交感神経の「ニッチ」を作るが、成長すると逆に再生をコントロールするという関係。 Sh…

新型コロナウイルス感染症の中等症と重症の間に免疫反応の差、重症だと抗蠕虫タイプ?

新型コロナウイルス感染症の中等症と重症の間に免疫反応の差が見られたと報告。中等症は、最初にサイトカインが上がって、抗ウイルスのタイプ1、抗真菌のタイプ3の反応が顕著に減少。一方で、重症の場合には、全体的に免疫反応が高まり、さらに、抗蠕虫のタ…

新型コロナウイルス感染症の中等症と重症の間に免疫反応の差、重症だと抗蠕虫タイプ?

新型コロナウイルス感染症の中等症と重症の間に免疫反応の差が見られたと報告。中等症は、最初にサイトカインが上がって、抗ウイルスのタイプ1、抗真菌のタイプ3の反応が顕著に減少。一方で、重症の場合には、全体的に免疫反応が高まり、さらに、抗蠕虫のタ…

健康な人の持つT細胞も新型コロナウイルスに反応、その背景にあるものは

健康な人の持つT細胞が新型コロナウイルスに反応し、感染した人のT細胞の反応、その実態とは。SARS-CoV-2 spike glycoprotein (S)-reactive CD4+ T cellsを分析。新型コロヌイルスの持つスパイクタンパク質に反応する、新型コロナウイルスへの抵抗力につなが…

DHAやEPAなどのオメガ3系不飽和脂肪酸は、新型コロナウイルス感染症の発生下で効果は?

DHAやEPAなどのオメガ3系不飽和脂肪酸は、新型コロナウイルス感染症の発生下で効果は?研究グループは文献に基づいて、炎症性エイコサノイドの抑制やレゾルビン、マレシン、プロテクチンといった炎症収束作用を持った物質を作り出すメリットにつながる可能性…

スペインでは新型コロナウイルス感染症による自粛期間中に食生活が改善

スペインの成人において、新型コロナウイルス感染症の自粛期間中に食生活がどう変化したのかを、地中海食をどれくらい継続的に取っているかという観点から検証。ウェブ上のアンケートをしたところ、自粛期間中には、地中海食の継続度を表すMEDA(0~14の範囲…

ブラジルの文献による分析により、新型コロナウイルス感染症の発生下で亜鉛摂取の意義について考察

ブラジルの文献による分析により、新型コロナウイルス感染症の発生下で亜鉛摂取の意義について考察。抗炎症作用により、免疫機能を最適化し、感染リスクを下げるのではないかと指摘。2020年ブラジル研究。 de Almeida Brasiel PG. The key role of zinc in e…

 新型コロナウイルスが発生する今、取るべき栄養素をガイドラインではどう記述しているか

新型コロナウイルスが発生する今、取るべき栄養素をガイドラインではどう記述しているか。研究グループが栄養士らによ提供されたガイドラインを分析。果物、野菜、全粒食品については多くが積極的に取るように記述。31%のガイドラインが亜鉛やビタミンC、A…

新型コロナウイルス感染症において、マグネシウムに配慮する意義

新型コロナウイルス感染症において、マグネシウムに配慮する意義。細胞内でカリウムについて2番目に多い陽イオンで、600を超える酵素反応に関連。免疫や炎症にも関連すると考えられる。文献の分析により、マグネシウムは、カルシウムチャネル阻害の効果によ…

ドナーミルクのホルダー低温殺菌は新型コロナウイルスを不活化できる処理法である

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新型コロナウイルス感染症の発生する現在、どのような栄養素を取るのが好ましいのか考察

新型コロナウイルス感染症の発生する現在、どのような栄養素を取るのが好ましいのか考察。新型コロナウイルス感染症そのものの予防にどんな栄養素がよいのかの検証はほとんどないが、従来の研究から免疫機能を維持するために大切な栄養素は分かっている。そ…

遠紫外線222nmを使って、コロナウイルスを不活化

遠紫外線222nmを使って、コロナウイルスを不活化。254nmの紫外線殺菌灯が使われるが、肌や目によくない。遠紫外線(207~222nm)が有害作用を避けて病原体を殺せると着目。アルファコロナウイルスHCoV-229Eと、ベータコロナウイルスHCoV-OC43に効果があるか…

新型コロナウイルスに対する馬の抗体を使い、治療薬の候補として研究中

新型コロナウイルスに対する馬の抗体を使い、治療薬の候補として研究中。人の持っているACE2というタンパク質に結合する、ウイルスのスパイクタンパク質にある受容体結合ドメイン。これをマウスと馬に接種し、免疫反応を見ると案の定抗体ができる。抗体のF(a…

馬の血清を使った新型コロナウイルス治療がアルゼンチンで研究中

馬の血清を使った新型コロナウイルス治療がアルゼンチンで研究中。研究グループは、ワクチン開発がベストながら、より早期の解決手段として、回復者の血清を使い、その中の抗体による治療が有望とみる。さらに、馬の持っている抗体を治療に使うのが代替にな…

人工知能(AI)を使って、既存治療の中で新型コロナウイルス感染症の治療効果がある薬を探る

人工知能(AI)を使って、既存治療の中で新型コロナウイルス感染症の治療効果がある薬を探る。SARS、新型コロナウイルス、HIV、インフルエンザに効果のある化合物、さらに3C様プロテアーゼ(3CLプロテアーゼ)阻害薬から、新型コロナウイルスへの効果がある…

ハイドロキシクロロキンとインターフェロンωの組み合わせが、猫伝染性腹膜炎ウイルスに効果

ハイドロキシクロロキンとインターフェロンωの組み合わせが、猫伝染性腹膜炎ウイルスに効果。ハイドロキシクロロキンはマラリアの薬として知られるが、免疫介在性疾患、新型コロナウイルスやデング熱ウイルスへの効果が確認されてきた。組み合わせたところ、…

遺伝子操作したウイルスにより、新型コロナウイルスの医薬品やワクチン開発への利用を模索する研究

遺伝子操作したウイルスにより、新型コロナウイルスの医薬品やワクチン開発への利用を模索する研究。VSV-SARS-CoV-2という水疱口炎ウイルスの遺伝子に、新型コロナウイルスのスパイクタンパク質の遺伝子を入れた人工ウイルスを作る。蛍光タンパク質の遺伝子…

食事のパターン次第で、前立腺がんのリスクが低くなる

食事のパターン次第で、前立腺がんのリスクが低くなる。カナダモントリオールで、75歳以下の1991人の男性を調べた。63の食品についてのアンケートを実施。その後の前立腺がんとの関係について分析。対象となった男性の食品のパターンを、不健康から健康まで4…

LY6Eという免疫に関係するタンパク質が、新型コロナウイルスを抑制する効果を持っているとの報告

LY6Eという免疫に関係するタンパク質が、新型コロナウイルスを抑制する効果を持っているとの報告。インフルエンザウイルスは強化する一方で、異なる効果が確認された。lymphocyte antigen 6 complex, locus Eの略で、インターフェロンによって翻訳が促進され…

環境対策を含めた予防は、新型コロナウイルス感染症と闘うコストの500分の1で済むと試算

環境対策を含めた予防は、新型コロナウイルス感染症と闘うコストの500分の1で済むと試算。自然との接点を増やす森林伐採や野生動物の取引を減らして、感染症の発生を早期にキャッチ、家畜の病気をコントロールする取り組みを強化。今回のパンデミックで負担…