学会

エビデンスの基となる研究を生み出すのは各分野の専門家です。そうした専門の人々が集まる学会はエビデンスの母体であるものであり、重要な情報発信源となっています。医学、獣医学、薬学、栄養学などさまざまな領域の学会が存在し、各国にそうした学会が存在します。国内外の学会の動向をとらえ、記事としてアップデートしてまいります。
「ストレスチェック制度の実施状況および課題に関する調査報告」を産業精神衛生研究所が報告している。日本産業衛生学会理事会からの要請を受けて実施されたもの。 総回答数は178件で、参加同意を得られたのは167件となっている。 問題意識の高い回答者が多…
「原発性アルドステロン症診療ガイドライン2021」を日本内分泌学会が発行する。 本編に先立って、簡略版(要約・CQ1-24/ポイント・診療アルゴリズム・スクリーニング/機能確認検査の判定基準と診療の流れ)を早期公開している。 www.j-endo.jp 学会
「皮膚テストの手引き」の発行を日本アレルギー学会が報告している。 「わが国のアレルギー診療向上のための一助として、正確なアレルゲン皮膚テストの知識の普及を目指して、広くアレルギー診療に携われる先生方にご活用いただくために、日本アレルギー学会…
「デキサメタゾン内服薬の供給不足下における新型コロナウイルス感染症患者およびがん患者の薬物療法に関する関連学会からの合同声明文」を日本癌治療学会、日本臨床腫瘍学会、日本感染症学会、日本呼吸器学会の理事長が連名で発表している。 次のように説明…
「新型コロナウイルスワクチン接種について(学会声明)」を日本アレルギー学会が報告している。 2021年8月3日に公表した後、同月23日に改訂版を報告している。 アレルギーを持つ人のワクチン接種についての考え方をまとめている。 www.jsaweb.jp 学会
「新型コロナワクチン~子どもならびに子どもに接する成人への接種に対する考え方~」を日本小児科学会予防接種・感染症対策委員会が報告している。2021年6月に報告を公開しているが、承認されているワクチン名を踏まえて9月改訂している。 www.jpeds.or.jp …
千里ライフサイエンス振興財団が「新型コロナワクチンのお話し」を10月にウェブ開催する。 開催日時は2021年10月16日(土)13:30~16:20で、ウェブ上でのライブ配信となる。参加費は無料だが申込みが必要で定員は500人としている。申込締切は10月12日。 プロ…
日本肺癌学会が「肺がん治療と仕事の両立支援~働く患者さんのためにできること~」と題したワークショップを10月にウェブ開催する。 肺癌診療に関わる医療従事者(医師、薬剤師、看護師、ソーシャルワーカーなど)を対象としている。 開催日時は2021年10月9…
「COVID-19 における抗体検査についての基本的な考え方(改訂版)」が日本臨床検査医学会から公開されている。 次のように説明している。 第 1 版作成時点においては、SARS-CoV-2 抗体検査(以下 抗体検査)についての知見が限られており、活用場面も限られ…
「集中治療部設置のための指針:2021 年改訂について 空調設備に関する改訂方針と提言」が報告されている。日本集中治療医学会理事会集中治療部設置指針改訂タスクフォースによる。 提言の方向性について次のように説明している。 本改訂では“指針”において、…
「日本版敗血症診療ガイドライン2020(J-SSCG2020)特別編COVID-19 薬物療法に関する Rapid/Living recommendations第 4.0 版」が公開されている。 日本集中治療医学会、日本救急医学会による2学会合同の日本版敗血症診療ガイドライン(J-SSCG)2020 特別委…
「COVID-19感染症による血管外科疾患および手術への影響に関するアンケート結果」を日本血管外科学会が報告している。 約半数の施設が手術制限を行い、8%の施設において手術を延期したために重篤な転帰に至った症例を経験しているなどと伝えている。 http:/…
日本病理学会が「人工知能AIと病理医について」と題したステートメントを発表している。 人工知能の機能が向上している中でも病理医の関与がなければ、幅広い病気を対象とした病理診断をカバーしきれないと説明。今後も病理医は求められていると指摘している…
日本学術会議緊急フォーラム「新型コロナウイルス感染症の災害級流行急拡大への対応」が9月11日にウェブ開催される。 日本学術会議緊急フォーラム「新型コロナウイルス感染症の災害級流行急拡大への対応」|日本学術会議 学会
日本健康学会理事会が五輪開催に対する政府などの対応の不備を指摘し、五輪開催に反対する意見を表明している。 「本学会は、健康と福利に関わる情報は、その当事者によって共有され、意思決定に活用されるべきであると考えます。それが実現していない状況で…
循環器診療に特定行為研修済みの修了看護師の活用の提言が2021年6月22日に出ている。 日本循環器学会のダイバーシティー推進委員会と特定看護師養成促進ワーキンググループなどが、特定行為研修と修了看護師の活用を促進するよう提言を、日本循環器学会に対…
フローサイトメトリー法を応用して開発した「多項目自動血球分析装置 XN-31」の国内初のマラリア診断装置の承認を受けて、日本熱帯医学会、日本寄生虫学会、日本臨床寄生虫学会の3学会が使用法を提案した。 顕微鏡による検査と同列、あるいは並列で、優先あ…
『循環器学用語集(第4版)』Web版を日本循環器学会が公開している。 「第4版は全20領域をカバーし、17,861語を掲載。今回の改訂における追加用語は3,338件、削除用語は53件、英語の修正が23件、日本語の修正が228件、日本語および英語の修正が12件」と説明…
日本皮膚科学会が、会員限定オンライン総合教育コンテンツ『JDA e School』を開設した。 オンライン教育コンテンツ『JDA e School』開校のお知らせ 学会
従来の認定看護師から研修を経て移行した、新たな特定認定看護師922人を登録したことを日本看護協会が報告している。 2019年度の認定看護師制度の改正に伴って、従来の制度での認定看護師が特定行為研修を修了して必要な手続きを行うことで、新たな制度…
「陰茎癌診療ガイドライン」のパブリックコメントを日本泌尿器科学会が募集している。 www.urol.or.jp 学会
「任意接種ワクチンの小児(15歳未満)への接種」に9価および4価ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンを追加したと日本小児科学会予防接種・感染症対策委員会が報告している。 www.jpeds.or.jp 学会
「新型コロナウイルス感染症に伴う病院小児科の影響調査(2次調査概要)」を日本小児科学会が報告している。2020年12月から2021年2月までの646施設のデータをまとめたもの。前回は12月に報告しているが、その後の状況を報告。約6割の施設で診療抑制があった…
「小児における新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の現状と感染対策についての見解」を日本小児科学会予防接種・感染症対策委員会が報告している。 次の通り要点を整理している。 <小児のCOVID-19の現状> 新型コロナウイルス感染症の流行第4波(2021年3…
「小児 COVID-19 関連多系統炎症性症候群(MIS-C/PIMS)診療コンセンサスステートメント」を日本小児科学会などが報告している。国内における小児新型コロナウイルス感染症(coronavirus disease 2019, COVID-19)症例は多くの場合、無症状か軽症であるが、…
「未就学児の家庭内入浴時の溺水トラブルに関するアンケート調査結果」、日本小児科学会小児救急委員会委員らが報告している。「わが国では入浴時に浴槽に浸かるという生活習慣があり、乳幼児の溺水場所としては特に浴槽内の事故が多い。交通事故を除く不慮…
「おたふくかぜワクチン接種回数に関するお願い」を日本小児科学会予防接種・感染症対策委員会が報告している。「先般、国内でおたふくかぜワクチンを製造している2社のうちの1社から、ワクチン原液製造工程に逸脱が確認されたため、製造所内で保管してい…
「アストラゼネカ社COVID-19 ワクチン接種後の 血小板減少症を伴う血栓症の診断と治療の手引き・第2版」を日本脳卒中学会と日本血栓止血学会が報告している。 アストラゼネカ社COVID-19 ワクチン接種後の 血小板減少症を伴う血栓症の診断と治療の手引き・第2…
「遠隔ICU設置と運⽤に関する指針 ―2021 年 4 ⽉―」を日本集中治療医学会が公開している。「指針の⽬的は利⽤可能な医療資源を⽤いて、医療従事者が効果的で安全に遠隔 ICUの体制を構築し、その提供を⽀援すること」と説明。「臨床のプラクティスは科学、予…
「第10回精神科臨床における多職種チームの活かし方」フォーラムを開催する。 「日本精神神経学会会員の先生方でなくとも、医療従事者の方であればどなたでもご参加いただけます」としている。 www.jspn.or.jp 学会