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株式会社ステラ・メディックスが医療や健康、食品、美容、アニマルヘルスの論文情報を収集します

科学

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 日々世界中の研究者らが、それぞれの専門領域に関わる最新の発見についての報告を活発に行っております。そうした幅広い分野に目を配り、注目される動向についての要約を記事としてアップデートしていきます。主にヘルスケア領域を中心として情報を収集していますが、医療や健康ばかりではなく、食品や美容、衛生、自然など幅広い領域をカバーしてまいります。

粘膜皮膚および川崎病様の所見を中心として、新型コロナウイルス感染症に関連する小児の多臓器炎症症候群についての総説

粘膜皮膚および川崎病様の所見を中心として、新型コロナウイルス感染症に関連する小児の多臓器炎症症候群についての総説が報告されている。成人に比べて症状が重くないとされたが、重症の小児症例の報告が増えており、その中には川崎病や川崎病に類似した特…

川崎病患者の白血球におけるFcγR2Bの長期的な高メチル化についての研究

川崎病患者の白血球におけるFcγR2Bの長期的な高メチル化についての研究が報告されている。Fcγ受容体ファミリーには、複数の活性化受容体と唯一の抑制性受容体であるFcγR2Bが存在すると説明。今回、川崎病の異なるステージにおけるFcγR2Bの動的なメチル化変化…

トランスクリプトームおよびプロテオームプロファイルに基づく川崎病患者の層別化とパスウェイの解析についての研究

トランスクリプトームおよびプロテオームプロファイルに基づく川崎病患者の層別化とパスウェイの解析についての研究が報告されている。 小児の急性炎症性疾患である川崎病は発症要因が提唱されているものの、病因はいまだに解明されていないと説明。宿主の「…

新型コロナウイルス感染症の抗血栓症に関連した川崎病に類似した多臓器炎症症候群について子供のためのケアガイドライン

新型コロナウイルス感染症の抗血栓症に関連した川崎病に類似した多臓器炎症症候群について子供のためのケアガイドラインが報告されている。新型コロナウイルスの感染に関連して、小児症例の増えて、特有の炎症性亢進症候群が出現し、「Multisystem inflammat…

肺腺がんリスクと家庭での受動喫煙との関連が明らかに

肺腺がんリスクと家庭での受動喫煙との関連が明らかに。「受動喫煙がなければ避けられた肺腺がんの発生は約37%と推定され、日本における肺腺がんへの受動喫煙の影響はかなり大きい」と指摘している。 「日本癌学会喫煙対策委員会では、新型たばこを含め、喫…

東京五輪実施をめぐる課題について列挙しつつ解説した寄稿

東京五輪実施をめぐる課題について列挙しつつ解説した寄稿が報告されている。 ・日本ワクチン接種が低い水準。・国際的に接種徹底に無理。・競技のリスクを下げる対策いまだに不明。・現実的に感染者が競技会で患者発生。・IOCのプレイブックの対策が科学的…

HIV-1感染予防のための中和抗体についての無作為化臨床試験

HIV-1感染予防のための中和抗体についての無作為化臨床試験が報告されている。欧米のシスジェンダー男性とトランスジェンダーを対象とした試験と、サハラ以南のアフリカのリスクのある女性を対象とした試験で、参加者は8週間ごとにbnAb(VRC01)を投与される…

ワクチン接種意向と関連する5Cについての検討(2020年)

ワクチン接種意向と関連する5Cについての検討が報告されている。 5Cとは、信頼(confidence)、現状への満足感(complacency)、制約(constraints)、計算(calculation)、集団責任感(collective responsibility)。 信頼は、「ワクチンの有効性と安全性…

ワクチンのためらいの定義、展望と決定因子についての研究(2015年)

ワクチンのためらいの定義、展望と決定因子についての研究が報告されている(2015年)。ワクチンのためらいとは、ワクチン接種が受けられるにもかかわらず、ワクチン接種の受け入れが遅れたり、拒否されたりすることと定義づける。状況への満足度、利便性、…

インスリンが尿酸トランスポーター1とATP結合カセットサブファミリーGメンバー2を介して尿酸再吸収を刺激するとする研究

インスリンが尿酸トランスポーター1とATP結合カセットサブファミリーGメンバー2を介して尿酸再吸収を刺激するとする研究が報告されている(2017年)。インスリンとイプラグリフロジンの効果を動物モデルで検証。インスリンは尿酸トランスポーター1(URAT1)…

1型糖尿病のSGLT2の治療標的としての可能性を検証した総説(2019年)

1型糖尿病のSGLT2の治療標的としての可能性を検証した総説が報告されている(2019年)。カナグリフロジン、ダパグリフロジン、エンパグリフロジン、ソタグリフロジン、エルツグリフロジン、イプラグリフロジン、リモグリフロジンについてのデータを分析。SGL…

1型糖尿病の日本人を対象としたインスリンへのイプラグリフロジン追加療法の長期(52週間)有効性と安全性の検討 第3相試験の非対照非盲検延長試験

1型糖尿病の日本人を対象としたインスリンへのイプラグリフロジン追加療法の長期(52週間)有効性と安全性の検討 第3相試験の非対照非盲検延長試験が報告された(2020年)。多施設共同無作為化プラセボ対照24週間第3相試験の28週間の非盲検延長試験。イプラ…

1型糖尿病の日本人を対象としたインスリンへのイプラグリフロジン追加療法の有効性と安全性を検証した無作為化二重盲検第3相試験(2019年)

1型糖尿病の日本人を対象としたインスリンへのイプラグリフロジン追加療法の有効性と安全性を検証した無作為化二重盲検第3相試験が報告されている(2019年)。イプラグリフロジン50mg1日1回投与の有効性と安全性をプラセボと比較して検討。イプラグリフロジ…

1型糖尿病の日本人を対象としたイプラグリフロジンの第2相無作為化プラセボ対照試験

1型糖尿病の日本人を対象としたイプラグリフロジンの第2相無作為化プラセボ対照試験が報告されている(2019年)。イプラグリフロジン25、50、100mg/日またはプラセボを2週間投与する群に無作為に割り付け。薬理動態学的、薬力学的に評価。尿中グルコース排泄…

SGLT2阻害薬はマクロファージの泡沫細胞を抑制し、動脈硬化を防ぐと示した研究(2015年)

SGLT2阻害薬はマクロファージの泡沫細胞を抑制し、動脈硬化を防ぐと示した研究が報告されている(2015年)。1型、2型糖尿病モデルマウスを対象として、SGLT2阻害薬ダパグリフロジンまたはイプラグリフロジンの投与による効果を検証。SGLT2阻害薬によりマクロ…

SGLT2阻害薬イプラグリフロジンの薬理学的プロファイルの検証(2011年)

SGLT2阻害薬イプラグリフロジンの薬理学的プロファイルの検証についての報告。正常マウスと、1型糖尿病モデルラット、2型糖尿病モデルマウスを対象として、イプラグリフロジンのSGLT2とSGLT1に対する阻害力と安定性を評価。SGLT2を強力に阻害。いずれの糖尿…

武田薬品工業が日本の希少疾患の現状や課題を記述した文書を発表

武田薬品工業が日本の希少疾患の現状や課題を記述した文書を2020年12月16日に発表した。 文書では希少疾患をめぐる日本の問題について大きく4点から分析。その上で希少疾患の医療を推進するための仕組み作りを行う施策として5つの提言を行っている。 www.tak…

臨床研究コーディネーターはどのようにしてGCPを学ぶかについての総説

臨床研究コーディネーターはどのようにしてGCPを学ぶかについての総説。臨床研究コーディネーターとしての経験が知識に直結するという結論。研修は知識に及ぼす影響がわずかで、研修が対面かオンラインかでは差はない結果に。 2020年4月米国総説。 Mozersky …

臨床試験の参加者個人データの共有と再利用についての総説(2017年)。

臨床試験の参加者個人データの共有と再利用についての総説(2017年)。 臨床試験のデータをどう共有するqか10の原則と実践的な提言に合意したと説明。欧州は個人情報の共有に厳格であり、そうした背景もあり、合意が取られている面がある。 次の通り原則を…

グローバル無作為化臨床試験における立ち上げ遅延の要因についての総説

グローバル無作為化臨床試験における立ち上げ遅延の要因についての総説。 文献レビューを実施。主な要因は、規制、契約と予算、保険、治験薬、治験施設の特定と選択、治験施設の活動促進、非効率的なプロセスや落とし穴など。チェックリストを使用することで…

すべての疾患領域における無作為化臨床試験の実施における障壁についての総説(2017年)

すべての疾患領域における無作為化臨床試験の実施における障壁についての総説(2017年)。 文献検索やインタビューなどから、障壁として挙げられたのは、臨床研究と試験方法に関する知識の不足、資金不足、過剰なモニタリング、制限的なプライバシー法と透明…

国際共同治験の規制をめぐって政策立案者のための倫理的枠組みについての総説(2020年5月)

国際共同治験の規制をめぐって政策立案者のための倫理的枠組みについての総説(2020年5月)。 治験を推進することと、治験の参加者に損失が生じたときの保護の規制についてはトレードオフがあると指摘。新興国で、治験推進に偏る流れから、逆に保護の動きが…

システマティックレビューにおける金銭的な利益相反(COI)についての総説(2019年)

システマティックレビューにおける金銭的な利益相反(COI)についての総説(2019年)。 金銭的利益相反のあるシステマティックレビューは、金銭的利益相反のないものと比べて、好ましい結論が得られることが有意に多い結果に(相対リスク1.98)。金銭的利益…

臨床研究コーディネーター(CRC)から見た国際共同治験についての見解(2007年総説)

臨床研究コーディネーター(CRC)から見た国際共同治験についての見解。2007年総説より。 参加する医療機関の運用管理者である、臨床研究コーディネーターを含めた関係者の意見をオープンに共有し、チーム間で自由に議論できるようにすべきと指摘。臨床研究…

進行した胆管がんに対する新たな治療法を示した研究

進行した胆管がんに対する新たな治療法を示した研究が報告されている。 mTOR経路を阻害した薬剤が、FGFR阻害薬インフィグラチニブに対する抵抗性を持った状態から、この薬剤への感受性を回復させる効果を持つというもの。 FGFR阻害薬への抵抗性は後天的な遺…

チップ上の「人工細胞」形成についての研究

チップ上の「人工細胞」形成についての研究が報告されている。シリコンガラスチップ上に細胞サイズの区画を作り、水溶液を高分子膜で包んだ細胞内小胞のモデルを作成。酵素反応の調べる基盤になるとする。代謝性疾患や薬剤反応のメカニズムの研究に応用可能…

人工妊娠中絶と将来の体外受精治療の利用の関係についての研究

人工妊娠中絶と将来の体外受精治療の利用の関係についての研究。 人工妊娠中絶後の将来の体外受精(IVF)治療の利用と関連因子を評価。 対象者は、2000年から2009年の間にフィンランドで人工妊娠中絶を受けたすべての女性(8万8522人)。人工妊娠中絶を受け…

新しい臓器発見の可能性、放射線治療のリスクにつながる唾液腺の一つ管状腺

新しい臓器の可能性、放射線治療のリスクがある管状唾液腺を報告している。 これまで気付かれていなかった肉眼で確認可能な両側唾液腺の存在を疑い、未知の存在について特徴を放射線治療への臨床的意義も含めて検証している。 まず、前立腺がんまたは尿道腺…

ヘリコバクターピロリ感染と大腸がんリスクとの関係についてのメタ解析とシステマティックレビューの総説

ヘリコバクターピロリ感染と大腸がんリスクとの関係についてのメタ解析とシステマティックレビューの総説。 47の研究から大腸がん1万7416人と比較対照となる5万5811人のデータを用いて分析。ヘリコバクターピロリ感染と大腸がんリスクの間に関係ありとの結果…

NMOSD(視神経脊髄炎スペクトラム障害)の認知度調査の結果が明らかに

NMOSD(視神経脊髄炎スペクトラム障害)の認知度調査の結果が2020年10月19日に明らかになった。 アレクシオンファーマ合同会社が、国の指定難病の1つである視神経脊髄炎スペクトラム障害(Neuromyelitis Optica Spectrum Disorders、NMOSD)に関して一般の認…