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株式会社ステラ・メディックスが医療や健康、食品、美容、アニマルヘルスの論文情報を収集します

科学

科学

 日々世界中の研究者らが、それぞれの専門領域に関わる最新の発見についての報告を活発に行っております。そうした幅広い分野に目を配り、注目される動向についての要約を記事としてアップデートしていきます。主にヘルスケア領域を中心として情報を収集していますが、医療や健康ばかりではなく、食品や美容、衛生、自然など幅広い領域をカバーしてまいります。

アルツハイマー病で脳内コレステロールが果たす役割を確認、米国の研究グループが報告

先進的な超高解像度のイメージング技術により、アルツハイマー病の特徴であるアミロイドβタンパク質の蓄積が、神経細胞を助ける働きを持つ「アストロサイト」と呼ばれる細胞由来の脳内コレステロールにより直接的に制御されていることが、生体マウスの脳で確…

子どもの頃の受動喫煙が関節リウマチに関連、米国の研究グループが報告

子ども時代に親の喫煙に曝露すると、後に関節リウマチ(血清反応陽性)になるリスクが高くなる直接的な関連性が認められた。対象集団が女性のみの研究結果だが、本人の喫煙を考慮に入れても、リスクは独立して75%高くなるという。 ブリガム&ウィメンズ病院…

心臓の修復に脾臓が関与?米国と日本の研究グループが報告

心筋梗塞などの心臓発作を起こした後に体が心臓を修復する際、脾臓が脂質メディエーター「スフィンゴシン1リン酸(S1P)」を通じて心臓と協働していると分かった。心不全の新たな治療法につながる可能性がある。 サウスフロリダ大学など米国機関、および日本…

腎臓がんの新薬が遺伝子発見から25年ごしで米国承認、米研究グループが開発

遺伝性腎臓がんの画期的新薬「belzutifan」が、米国食品医薬品局(FDA)の承認を受けた。新薬はがんの増殖を促進するタンパク質、HIF(低酸素誘導因子)-2αの阻害により奏功するが、これは1990年代のHIF-2α遺伝子の発見に始まって、その働きを阻害する化学物…

化学療法による副作用の管理に遠隔監視システムが有効 国際的な研究グループが報告

がんの化学療法では副作用などの症状を適切に管理することが不可欠だが、24時間の遠隔監視システムを用いることで、患者が自宅にいながら副作用の症状をよりよく管理し、QOLを改善できると分かった。COVID-19パンデミックの最中では特に有用になりそうだ。 …

英国におけるタバコ廃止の公約実行を促す公開状 医師や団体などの研究グループが報告

英国政府に対し、同国をタバコのない国にするという2年前の政府公約を果たすための行動がいまだに取られていないと指摘し、タバコ会社への課金により公約実施のための資金を集めるよう促す訴えがあった。 英国の主だった医師、がんや循環器系の専門家組織、…

自閉スペクトラム症児に特徴的な腸内細菌叢の様相 香港の研究グループが報告

自閉スペクトラム症の子どもは、食事内容とは無関係に、特徴のある未発達な腸内細菌叢を持っているようだ。自閉スペクトラム症ではない子どもの腸内では一般的に見られない5種の細菌が同定されたほか、神経伝達物質の合成に関与する細菌が少なかったという。…

米国食品医薬品局(FDA)の「迅速承認プログラム」、臨床的利益が未確認の薬を放置、医学誌『BMJ』の研究グループが報告

これまで28年間に米国食品医薬品局(FDA)の「迅速承認(accelerated approval)プログラム」により承認された医薬品のうち、半数近くが臨床的利益をまだ確認されていないと判明した。その中には既に20年以上にわたり高額で市販されているものもあるという。…

ヒトT細胞白血病ウイルス1型(HTLV)の実態についての研究

ヒトT細胞白血病ウイルス1型(HTLV)の実態についての研究が報告されている。ブラジルは、世界の中でもHTLV-1/2の保有率が高い国となっている。今回の研究は、ブラジルの保健省健康監視局が発行した「性感染症(STI)患者の包括的ケアのための臨床プロトコー…

原因不明の心臓突然死の5人に1人に関連の遺伝的バリアント

原因不明の心臓突然死の5人に1人に関連の遺伝的バリアントが確認されたとする研究が報告されている。413人を対象として、30の心筋症遺伝子、38の不整脈遺伝子がシークエンスされた。結果として、76人(18.4%)が病原性に関連する両遺伝子の遺伝的バリアント…

粘膜皮膚および川崎病様の所見を中心として、新型コロナウイルス感染症に関連する小児の多臓器炎症症候群についての総説

粘膜皮膚および川崎病様の所見を中心として、新型コロナウイルス感染症に関連する小児の多臓器炎症症候群についての総説が報告されている。成人に比べて症状が重くないとされたが、重症の小児症例の報告が増えており、その中には川崎病や川崎病に類似した特…

川崎病患者の白血球におけるFcγR2Bの長期的な高メチル化についての研究

川崎病患者の白血球におけるFcγR2Bの長期的な高メチル化についての研究が報告されている。Fcγ受容体ファミリーには、複数の活性化受容体と唯一の抑制性受容体であるFcγR2Bが存在すると説明。今回、川崎病の異なるステージにおけるFcγR2Bの動的なメチル化変化…

トランスクリプトームおよびプロテオームプロファイルに基づく川崎病患者の層別化とパスウェイの解析についての研究

トランスクリプトームおよびプロテオームプロファイルに基づく川崎病患者の層別化とパスウェイの解析についての研究が報告されている。 小児の急性炎症性疾患である川崎病は発症要因が提唱されているものの、病因はいまだに解明されていないと説明。宿主の「…

新型コロナウイルス感染症の抗血栓症に関連した川崎病に類似した多臓器炎症症候群について子供のためのケアガイドライン

新型コロナウイルス感染症の抗血栓症に関連した川崎病に類似した多臓器炎症症候群について子供のためのケアガイドラインが報告されている。新型コロナウイルスの感染に関連して、小児症例の増えて、特有の炎症性亢進症候群が出現し、「Multisystem inflammat…

肺腺がんリスクと家庭での受動喫煙との関連が明らかに

肺腺がんリスクと家庭での受動喫煙との関連が明らかに。「受動喫煙がなければ避けられた肺腺がんの発生は約37%と推定され、日本における肺腺がんへの受動喫煙の影響はかなり大きい」と指摘している。 「日本癌学会喫煙対策委員会では、新型たばこを含め、喫…

東京五輪実施をめぐる課題について列挙しつつ解説した寄稿

東京五輪実施をめぐる課題について列挙しつつ解説した寄稿が報告されている。 ・日本ワクチン接種が低い水準。・国際的に接種徹底に無理。・競技のリスクを下げる対策いまだに不明。・現実的に感染者が競技会で患者発生。・IOCのプレイブックの対策が科学的…

HIV-1感染予防のための中和抗体についての無作為化臨床試験

HIV-1感染予防のための中和抗体についての無作為化臨床試験が報告されている。欧米のシスジェンダー男性とトランスジェンダーを対象とした試験と、サハラ以南のアフリカのリスクのある女性を対象とした試験で、参加者は8週間ごとにbnAb(VRC01)を投与される…

ワクチン接種意向と関連する5Cについての検討(2020年)

ワクチン接種意向と関連する5Cについての検討が報告されている。 5Cとは、信頼(confidence)、現状への満足感(complacency)、制約(constraints)、計算(calculation)、集団責任感(collective responsibility)。 信頼は、「ワクチンの有効性と安全性…

ワクチンのためらいの定義、展望と決定因子についての研究(2015年)

ワクチンのためらいの定義、展望と決定因子についての研究が報告されている(2015年)。ワクチンのためらいとは、ワクチン接種が受けられるにもかかわらず、ワクチン接種の受け入れが遅れたり、拒否されたりすることと定義づける。状況への満足度、利便性、…

インスリンが尿酸トランスポーター1とATP結合カセットサブファミリーGメンバー2を介して尿酸再吸収を刺激するとする研究

インスリンが尿酸トランスポーター1とATP結合カセットサブファミリーGメンバー2を介して尿酸再吸収を刺激するとする研究が報告されている(2017年)。インスリンとイプラグリフロジンの効果を動物モデルで検証。インスリンは尿酸トランスポーター1(URAT1)…

1型糖尿病のSGLT2の治療標的としての可能性を検証した総説(2019年)

1型糖尿病のSGLT2の治療標的としての可能性を検証した総説が報告されている(2019年)。カナグリフロジン、ダパグリフロジン、エンパグリフロジン、ソタグリフロジン、エルツグリフロジン、イプラグリフロジン、リモグリフロジンについてのデータを分析。SGL…

1型糖尿病の日本人を対象としたインスリンへのイプラグリフロジン追加療法の長期(52週間)有効性と安全性の検討 第3相試験の非対照非盲検延長試験

1型糖尿病の日本人を対象としたインスリンへのイプラグリフロジン追加療法の長期(52週間)有効性と安全性の検討 第3相試験の非対照非盲検延長試験が報告された(2020年)。多施設共同無作為化プラセボ対照24週間第3相試験の28週間の非盲検延長試験。イプラ…

1型糖尿病の日本人を対象としたインスリンへのイプラグリフロジン追加療法の有効性と安全性を検証した無作為化二重盲検第3相試験(2019年)

1型糖尿病の日本人を対象としたインスリンへのイプラグリフロジン追加療法の有効性と安全性を検証した無作為化二重盲検第3相試験が報告されている(2019年)。イプラグリフロジン50mg1日1回投与の有効性と安全性をプラセボと比較して検討。イプラグリフロジ…

1型糖尿病の日本人を対象としたイプラグリフロジンの第2相無作為化プラセボ対照試験

1型糖尿病の日本人を対象としたイプラグリフロジンの第2相無作為化プラセボ対照試験が報告されている(2019年)。イプラグリフロジン25、50、100mg/日またはプラセボを2週間投与する群に無作為に割り付け。薬理動態学的、薬力学的に評価。尿中グルコース排泄…

SGLT2阻害薬はマクロファージの泡沫細胞を抑制し、動脈硬化を防ぐと示した研究(2015年)

SGLT2阻害薬はマクロファージの泡沫細胞を抑制し、動脈硬化を防ぐと示した研究が報告されている(2015年)。1型、2型糖尿病モデルマウスを対象として、SGLT2阻害薬ダパグリフロジンまたはイプラグリフロジンの投与による効果を検証。SGLT2阻害薬によりマクロ…

SGLT2阻害薬イプラグリフロジンの薬理学的プロファイルの検証(2011年)

SGLT2阻害薬イプラグリフロジンの薬理学的プロファイルの検証についての報告。正常マウスと、1型糖尿病モデルラット、2型糖尿病モデルマウスを対象として、イプラグリフロジンのSGLT2とSGLT1に対する阻害力と安定性を評価。SGLT2を強力に阻害。いずれの糖尿…

武田薬品工業が日本の希少疾患の現状や課題を記述した文書を発表

武田薬品工業が日本の希少疾患の現状や課題を記述した文書を2020年12月16日に発表した。 文書では希少疾患をめぐる日本の問題について大きく4点から分析。その上で希少疾患の医療を推進するための仕組み作りを行う施策として5つの提言を行っている。 www.tak…

臨床研究コーディネーターはどのようにしてGCPを学ぶかについての総説

臨床研究コーディネーターはどのようにしてGCPを学ぶかについての総説。臨床研究コーディネーターとしての経験が知識に直結するという結論。研修は知識に及ぼす影響がわずかで、研修が対面かオンラインかでは差はない結果に。 2020年4月米国総説。 Mozersky …

臨床試験の参加者個人データの共有と再利用についての総説(2017年)。

臨床試験の参加者個人データの共有と再利用についての総説(2017年)。 臨床試験のデータをどう共有するqか10の原則と実践的な提言に合意したと説明。欧州は個人情報の共有に厳格であり、そうした背景もあり、合意が取られている面がある。 次の通り原則を…

グローバル無作為化臨床試験における立ち上げ遅延の要因についての総説

グローバル無作為化臨床試験における立ち上げ遅延の要因についての総説。 文献レビューを実施。主な要因は、規制、契約と予算、保険、治験薬、治験施設の特定と選択、治験施設の活動促進、非効率的なプロセスや落とし穴など。チェックリストを使用することで…