コロナウイルスの感染に、ホスト側のNCP1というタンパク質が関連している。NCP1はNiemann-Pick type C1の略。ニーマンピック病の原因になるため。細胞内のコレステロールの輸送に関係する。これがSARS、MERS、エボラウイルス、新型コロナウイルスの感染に関係している。このタンパク質が欠損したり、薬で阻害されたりすると、SARSや1型猫コロナウイルスの感染が起きづらくなる。よってこれが薬のターゲットになると考えられる。2020年チリ研究。
Vial C, Calderón JF, Klein AD. NPC1 as a Modulator of Disease Severity and Viral Entry of Sars-CoV-2 [published online ahead of print, 2020 Jul 13]. Curr Mol Med. 2020;10.2174/1566524020666200713175426. doi:10.2174/1566524020666200713175426