DHAやEPAなどのオメガ3系不飽和脂肪酸は、新型コロナウイルス感染症の発生下で効果は?研究グループは文献に基づいて、炎症性エイコサノイドの抑制やレゾルビン、マレシン、プロテクチンといった炎症収束作用を持った物質を作り出すメリットにつながる可能性について説明。一方で、細胞を酸化ストレスに影響を受けやすくする作用もあるので、デメリットもある可能性も指摘。ランダム化比較試験を行うまでは推奨できないとの結論。
Rogero MM, Leão MC, Santana TM, et al. Potential benefits and risks of omega-3 fatty acids supplementation to patients with COVID-19 [published online ahead of print, 2020 Jul 10]. Free Radic Biol Med. 2020;156:190-199. doi:10.1016/j.freeradbiomed.2020.07.005