犬の超音波検査、心臓のMモード画像を体重や体表面積と相関させるための条件を考察。犬を対象としたMモードによる描出は、体重と体表面積との間に比例関係があるという仮定に基づいて行われている。3次元の分析結果からはこうした関係があるとは認められない。そこで体重2.2~95kgの494匹の犬を対象とした分析から、体重とMモードの超音波検査は対数変換により相関を確認した。体重の3分の1の数値を用いると強い相関関係が見られ、指数は0.25とすると左心室の拡張期と収縮期との強い相関関係が見られた。2004年米国研究。
Cornell CC, Kittleson MD, Della Torre P, et al. Allometric scaling of M-mode cardiac measurements in normal adult dogs. J Vet Intern Med. 2004;18(3):311-321. doi:10.1892/0891-6640(2004)18<311:asomcm>2.0.co;2