インターミッテントファスティング（IMF）は体重を減らすために効果的だが、視床下部によるノルエピネフリン増加とニューロペプタイドY遺伝子発現の増加が起こる。短期的な体重減少に拮抗する変化がインターミッテントファスティングでは見られると考えられる。
オスのマウスを8週間にわたって自由に高脂肪の餌を食べられるようにして体重を増やす。その上で、4つのグループに分ける。自由に高脂肪の餌を取れるグループ（HFD）、隔日で高脂肪の餌を食べられるようにするグループ（IMF-HFD）、自由に低脂肪の餌を取れるグループ（LFD）、隔日で低脂肪の餌を取れるグループ（IMF-LFD）。4週間でHFDと比べると、IMF-HFDは最大13％、IMF-LFDは最大18％体重減少。IMF-LFDであると筋肉は増加、耐糖能は低下。
IMFの脳下垂体前部を取り出して内容を分析するとノルエピネフリンの増加を観察。IMFは後部もノルエピネフリンが増加。IMF-LFDでは弓状核でニューロペプタイドYが増加。
Gotthardt JD, Verpeut JL, Yeomans BL, et al. Intermittent Fasting Promotes Fat Loss With Lean Mass Retention, Increased Hypothalamic Norepinephrine Content, and Increased Neuropeptide Y Gene Expression in Diet-Induced Obese Male Mice. Endocrinology. 2016;157(2):679-691. doi:10.1210/en.2015-1622
