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狂犬病ウイルスは南米のコウモリのコミュニティーでどのように循環しているのか

狂犬病ウイルスは南米のコウモリのコミュニティーでどのように循環しているのか。フランス領ギアナにおいて、吸血コウモリの2つのコミュニティーを対象として、30種類1000匹ほどの複数種類のコウモリを4年間をかけて調べた。血清反応陽性率は0~20%。割合が高い条件は、吸血性であること、単一種のコロニーであること、深い森に棲息すること。

コウモリは、時間と共にコミュニティーを変え、1カ所にとどまらず、検出抗体も短期間だけであった。動物と頻繁に接触し、感染した宿主はウイルスをコントロールし除去する能力を持ち、コウモリ間のウイルス暴露は直接接触よりも緩やかな形態があると見られた。

狂犬病ウイルスは、自然の森林、餌が豊富な環境でコウモリが生きる中で循環していると仮定。人による森林破壊などで生態系が変わり、食物連鎖が成り立たなくなることで、コウモリの吸血先が家畜やペット、人などに変化していく可能性が考えられた。

de Thoisy B, Bourhy H, Delaval M, et al. Bioecological Drivers of Rabies Virus Circulation in a Neotropical Bat Community. PLoS Negl Trop Dis. 2016;10(1):e0004378. Published 2016 Jan 25. doi:10.1371/journal.pntd.0004378

獣医学

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