ファイザーとグループのドイツBioNTechによるワクチンに関する初期段階の臨床試験が論文に。新型コロナウイルスに対するmRNAワクチンBNT162b1の安全性と有効性について。
18~45歳の成人45人を対象に、21日を空けて2回の接種を受けてもらう。10μg、30μg、100μgの3つの用量を比較。ワクチンは、脂質ナノ粒子製剤化核酸修飾mRNA。局所反応は用量により増強。100μgの2回目の投与は免疫反応の増加が30μgと比べた確認されないなどの理由から接種はされず。
ウイルスの受容体結合ドメインに対する中和抗体は、用量増に伴い増加。2回目の接種後も増加。中和抗体は、感染回復者の最低14日後の数値と比べると1.9~4.6倍となった。
2020年8月米国、ドイツ研究。
Mulligan, M.J., Lyke, K.E., Kitchin, N. et al. Phase 1/2 study of COVID-19 RNA vaccine BNT162b1 in adults. Nature (2020). https://doi.org/10.1038/s41586-020-2639-4