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中国で新型の仮性狂犬病ウイルスが種をまたいで感染広がる

中国で新型の仮性狂犬病ウイルスが種をまたいで感染広がる。仮性狂犬病ウイルスは、オーエスキー病ウイルスとも言われ、狂犬病ウイルスの属するラブドウイルス科リッサウイルス属ではなくヘルペスウイルス科に入るウイルス。オーエスキー病は豚の感染症だが、このウイルスが豚以外に感染すると異常にかゆみを感じるようになり、暴れて狂犬病のようになるため仮性狂犬病と呼ばれる。人や動物にかみつくことはない。

2020年、研究グループは、中国四川省で遺伝子組換えをした新型の仮性狂犬病ウイルス株が存在してると報告。今回さらに「FJ62」と名付けたウイルスが、野生イノシシの仮性狂犬病ウイルス遺伝子型1型と豚の遺伝子2型の遺伝子が組換えを起こした株と説明。ウイルスの持つ糖タンパク質で、細胞に侵入する際に利用される「gB遺伝子」と呼ばれる遺伝子が、日本の野生イノシシのMY-1株と100%相同で、欧米の仮性狂犬病ウイルスとも共通するなど特徴を解説している。

2020年中国研究。

Liu J, Chen C, Li X. Novel Chinese pseudorabies virus variants undergo extensive recombination and rapid interspecies transmission [published online ahead of print, 2020 Aug 12]. Transbound Emerg Dis. 2020;10.1111/tbed.13784. doi:10.1111/tbed.13784

オーエスキー病(国立感染症研究所感染症センター)

獣医学

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