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去勢抵抗性前立腺がん(CRPC)の抵抗性のメカニズムとは(2015年総説)

2015年総説。前立腺がんは現在でも20%ほどの男性で進行や転移が確認され、年3万人ほどが亡くなる。標準的治療は1972年にフジンズとホッジズが初めて導入して以来、男性ホルモン除去療法。問題は2~3年で抵抗性が表れることだが、なぜなのか。

抵抗性を示すがんは「去勢抵抗性前立腺がん(CRPC)」と呼ばれている。過去にはホルモン抵抗性前立腺がんと呼ばれたが、現在では男性ホルモンの影響を依然として受けると考えられている。メカニズムは、男性ホルモン受容体の増加、感受性の亢進。さらに、男性ホルモン受容体の変異が悪さするなどと考えられている。

男性ホルモン受容体の多型が同定され、メカニズムが別角度から捉えられるようになった。抵抗性がんではドセタキセルが歴史的に初回治療で用いられたが、変異に合わせた薬が登場した。アンドロゲン受容体シグナル伝達阻害薬やCYP17A1阻害薬など。こうした薬剤も抵抗性を示すようになるが、メカニズムは独特で共通点もある。今後研究も一層進むと考えられている。

2015年米国総説。

Chandrasekar T, Yang JC, Gao AC, Evans CP. Mechanisms of resistance in castration-resistant prostate cancer (CRPC). Transl Androl Urol. 2015;4(3):365-380. doi:10.3978/j.issn.2223-4683.2015.05.02

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