新型コロナウイルス感染症の不活化ワクチンの安全性と効果についての報告。中国でウイルス全粒子を使った不活化ワクチンをランダム化比較試験により検証。今回フェーズ1とフェーズ2の中間結果を説明した。フェーズ1、2ともに接種部位の痛み、発熱が見られたが、程度は軽く、自分自身で対処できる範囲にとどまった。重い有害反応は見られなかった。不活化ワクチンの接種により中和抗体の上昇が確認された。
2020年8月中国研究。
Xia S, Duan K, Zhang Y, et al. Effect of an Inactivated Vaccine Against SARS-CoV-2 on Safety and Immunogenicity Outcomes: Interim Analysis of 2 Randomized Clinical Trials. JAMA. Published online August 13, 2020. doi:10.1001/jama.2020.15543