新型コロナウイルス感染症の「ワクチンブレークスルー感染」についての症例がイタリアから報告されている。最近、英国、南アフリカ、ブラジル、インドで亜種(VOC)によるワクチン接種済みの人での感染が確認されていると指摘。スパイクタンパク質の特に受容体結合ドメイン(RBD)に変異を持つと説明する。
22歳の女性看護師で、N501を欠く変異体P.1.1感染の最初の症例を報告している。
ワクチンのプレッシャーによって新規のバリアントが登場していると推定している。
2021年7月、イタリア、米国研究。
Angeletti S, Giovanetti M, Fogolari M, De Florio L, Francesconi M, Veralli R, Antonelli F, Donati D, Miccoli GA, Fonseca V, Benedetti F, Zella D, Riva E, Ciccozzi M. Detection of a SARS-CoV-2 P.1.1 variant lacking N501Y in a vaccinated health care worker in Italy. J Infect. 2021 Jul 6:S0163-4453(21)00325-X. doi: 10.1016/j.jinf.2021.06.026. Epub ahead of print. PMID: 34237342; PMCID: PMC8257417.